沖縄紀行(2)沖縄 「琉球の地理、自然」
琉球・沖縄の「地理、自然」
【沖縄の地理】
沖縄は、かつては「琉球王国」と呼ばれる独立国であった。又、沖縄戦で多くの命が失われた土地でもあり、戦後27年間は米国統治下に置かれていた。 豊かな自然に恵まれ、独自の文化を開花させながらも波瀾に満ちた歴史を有する「沖縄」なのである。
日本列島の南西端方向にあたる沖縄県は、北緯27度から北緯24度にまたがる広大な海域に飛石のように点在する島々から成り立っている。 それは距離にして約1,200km、何と東京がら九州までかすっぽりと入つてしまう程の広ざである。 その中で沖縄本島・八重山諸島・宮古諸島に大別され、周辺の島々を含め約160の島から構成されている。
又、日本の有人島である最南端と最西端も沖縄にあり、有人最南端は熱帯地域との境界にあたる北回帰線にもほど近い波照間島、最西端は与那国島で、ここは国境の島としても知られており、お隣りの台湾とは僅か100kmという近さで、天気のいい日には西の水平線上に台湾の島影を見ることができる。 沖縄県の位置する同じ緯度の範囲には、台湾、ハワイ諸島の北部やカリフオルニア半島、フロリダ半島などがある。
沖縄は九州・鹿児島から1,000kmくらい離れたところにあって、独自の気候・文化・歴史をもっている。 離島も含めた面積が東京都と同じくらいで、これら島々に約134万人の人々が生活していて、しかも有数の「長寿県」でもあるのは周知である。 最近では本土から移住してくる人も増えているようで、因みに沖縄人のことを琉球言葉で「ウチナーンチュ」と呼ぶ。
【沖縄の気候】
沖縄県は北緯24〜28度にあり、県庁がある那覇市の年平均気温は22.7度。冬でも10度を下まわることはほとんどなく、一年を通して温暖な気候に恵まれている。
エメラルドグリーンの海にはサンゴ礁が発達し、色とりどりの熱帯魚が生息し、又、丘陵地には亜熱帯の植物が生い茂り、独特の植物相を形成している。つまり、国内では唯一の亜熱帯気候を有する地域で東京都の伊豆諸島、小笠原諸島などでも亜熱帯気候が見られるが、全域が亜熱帯気候に含まれるのは沖縄県だけである。
夏が長く、真冬の1月でも平均最高気温は20℃を越え、その為季節感は夏、夏、夏、冬と言った感じである。8月の平均最高気温は33.℃であり、沖縄の気温の特徴は最高気温と最低気温の差が少ないと言うことである。直射日光は冬でも暖かいを通り越して暑いくらいで、当然季節にかかわらず日焼けもするそうである。
降水量は年間約2,000mm、降雨日数にして年間125日で雨の多い県でもあり、どこまでも続く真っ青な空というイメージが強い。ところが実は快晴率は低く、約3%ほどだといわれ、空には大きな入道雲が浮かび、 突然の雨(太陽雨=てぃだあめ)を降らすからである。
湿度は年平均77%と高くなっているが、海洋性気候のため年間を通して風もあり気温の高い夏でもわりあい涼しく過ごすこどができる。 このような気候は沖縄付近を流れる黒潮の影響を受けているためといわれている。
又、ご存知、沖縄周辺は台風銀座といわれる、台風は年平均26.7個発生、そのうち平均7個の台風が沖縄地方に接近又は上陸するという。
【沖縄の自然】
沖縄といったら南国リゾート地といわれ、本土とは違った自然が多くあるようで、その「海」は本土の海と違う点がいくつかあり、一つ目は真っ白な砂浜である。 其の特徴は、本土の砂浜は砂粒に対して沖縄の砂浜は珊瑚の死骸でできていて、そのため真っ白な色をしているという。 二つ目に海辺であっても磯の香りが全くと言っていいほど無く、それは海中には珊瑚はあるが海草(特に、コンブ、ワカメ、ヒジキなどの海藻類)は生えていないからといわれる。
又、沖縄は周りを海に囲まれているため隔離された環境のもとで独自の進化を遂げた動植物も数多くみることができ、亜熱帯性や温帯性の植物が繁茂し、複雑な地形や変化の激しい気候に耐えるため、さまざまな形態をもった植物が育った。 県内の動植物の宝庫としては本島北部の山原(ヤンバル)と呼ばれる地域と八重山諸島があげられる。 山原の森にはキツツキ科に属する1属1種のノグチゲラ(国指定特別天然記念物)、飛べない鳥として有名なヤンバルクイナ(国指定天然記念物)、ヤンバルテナガコガネ(国指定天然記念物)などが生息しナゴラン、ヘゴなど珍しい植物も見ることができる。
八重山諸島にはイリオモテヤマネコ(国指定特別天然記念物)、カンムリワシ(国指定特別天然記念物)などが生息し、マングローブの群生も見ることができる。
沖縄海洋の特徴は、島々を取り囲むように発達したサンゴ礁を見ることができ、サンゴは一見植物のように見えるが実はイソギンチャクやクラゲの仲間で、サンゴがその骨格を積み重ねてつくる地形をサンゴ礁という。サンゴ礁は海洋生物の繁殖や生育にとってたいせつな環境であり、もっとも多様性の高い生物群集を支えている。世界には約800種類のサンゴが存在するといわれるが、沖縄は海洋全体から見ると狭い範囲にも関わらず、約200種類が存在しており、世界的にも貴重な海域となっている。
今、地球の環境破壊が進むというが、沖縄でも環境が破壊されてきている。開発によって森林が切り倒され、丸裸の地から土砂が河川へ流出し、そしてそれが美しい珊瑚礁を死滅させているともいわれる。
次回は、「琉球文化」
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【沖縄の地理】
沖縄は、かつては「琉球王国」と呼ばれる独立国であった。又、沖縄戦で多くの命が失われた土地でもあり、戦後27年間は米国統治下に置かれていた。 豊かな自然に恵まれ、独自の文化を開花させながらも波瀾に満ちた歴史を有する「沖縄」なのである。
日本列島の南西端方向にあたる沖縄県は、北緯27度から北緯24度にまたがる広大な海域に飛石のように点在する島々から成り立っている。 それは距離にして約1,200km、何と東京がら九州までかすっぽりと入つてしまう程の広ざである。 その中で沖縄本島・八重山諸島・宮古諸島に大別され、周辺の島々を含め約160の島から構成されている。
又、日本の有人島である最南端と最西端も沖縄にあり、有人最南端は熱帯地域との境界にあたる北回帰線にもほど近い波照間島、最西端は与那国島で、ここは国境の島としても知られており、お隣りの台湾とは僅か100kmという近さで、天気のいい日には西の水平線上に台湾の島影を見ることができる。 沖縄県の位置する同じ緯度の範囲には、台湾、ハワイ諸島の北部やカリフオルニア半島、フロリダ半島などがある。
沖縄は九州・鹿児島から1,000kmくらい離れたところにあって、独自の気候・文化・歴史をもっている。 離島も含めた面積が東京都と同じくらいで、これら島々に約134万人の人々が生活していて、しかも有数の「長寿県」でもあるのは周知である。 最近では本土から移住してくる人も増えているようで、因みに沖縄人のことを琉球言葉で「ウチナーンチュ」と呼ぶ。
【沖縄の気候】
沖縄県は北緯24〜28度にあり、県庁がある那覇市の年平均気温は22.7度。冬でも10度を下まわることはほとんどなく、一年を通して温暖な気候に恵まれている。
エメラルドグリーンの海にはサンゴ礁が発達し、色とりどりの熱帯魚が生息し、又、丘陵地には亜熱帯の植物が生い茂り、独特の植物相を形成している。つまり、国内では唯一の亜熱帯気候を有する地域で東京都の伊豆諸島、小笠原諸島などでも亜熱帯気候が見られるが、全域が亜熱帯気候に含まれるのは沖縄県だけである。
夏が長く、真冬の1月でも平均最高気温は20℃を越え、その為季節感は夏、夏、夏、冬と言った感じである。8月の平均最高気温は33.℃であり、沖縄の気温の特徴は最高気温と最低気温の差が少ないと言うことである。直射日光は冬でも暖かいを通り越して暑いくらいで、当然季節にかかわらず日焼けもするそうである。
降水量は年間約2,000mm、降雨日数にして年間125日で雨の多い県でもあり、どこまでも続く真っ青な空というイメージが強い。ところが実は快晴率は低く、約3%ほどだといわれ、空には大きな入道雲が浮かび、 突然の雨(太陽雨=てぃだあめ)を降らすからである。
湿度は年平均77%と高くなっているが、海洋性気候のため年間を通して風もあり気温の高い夏でもわりあい涼しく過ごすこどができる。 このような気候は沖縄付近を流れる黒潮の影響を受けているためといわれている。
又、ご存知、沖縄周辺は台風銀座といわれる、台風は年平均26.7個発生、そのうち平均7個の台風が沖縄地方に接近又は上陸するという。
【沖縄の自然】
沖縄といったら南国リゾート地といわれ、本土とは違った自然が多くあるようで、その「海」は本土の海と違う点がいくつかあり、一つ目は真っ白な砂浜である。 其の特徴は、本土の砂浜は砂粒に対して沖縄の砂浜は珊瑚の死骸でできていて、そのため真っ白な色をしているという。 二つ目に海辺であっても磯の香りが全くと言っていいほど無く、それは海中には珊瑚はあるが海草(特に、コンブ、ワカメ、ヒジキなどの海藻類)は生えていないからといわれる。
又、沖縄は周りを海に囲まれているため隔離された環境のもとで独自の進化を遂げた動植物も数多くみることができ、亜熱帯性や温帯性の植物が繁茂し、複雑な地形や変化の激しい気候に耐えるため、さまざまな形態をもった植物が育った。 県内の動植物の宝庫としては本島北部の山原(ヤンバル)と呼ばれる地域と八重山諸島があげられる。 山原の森にはキツツキ科に属する1属1種のノグチゲラ(国指定特別天然記念物)、飛べない鳥として有名なヤンバルクイナ(国指定天然記念物)、ヤンバルテナガコガネ(国指定天然記念物)などが生息しナゴラン、ヘゴなど珍しい植物も見ることができる。
八重山諸島にはイリオモテヤマネコ(国指定特別天然記念物)、カンムリワシ(国指定特別天然記念物)などが生息し、マングローブの群生も見ることができる。
沖縄海洋の特徴は、島々を取り囲むように発達したサンゴ礁を見ることができ、サンゴは一見植物のように見えるが実はイソギンチャクやクラゲの仲間で、サンゴがその骨格を積み重ねてつくる地形をサンゴ礁という。サンゴ礁は海洋生物の繁殖や生育にとってたいせつな環境であり、もっとも多様性の高い生物群集を支えている。世界には約800種類のサンゴが存在するといわれるが、沖縄は海洋全体から見ると狭い範囲にも関わらず、約200種類が存在しており、世界的にも貴重な海域となっている。
今、地球の環境破壊が進むというが、沖縄でも環境が破壊されてきている。開発によって森林が切り倒され、丸裸の地から土砂が河川へ流出し、そしてそれが美しい珊瑚礁を死滅させているともいわれる。
次回は、「琉球文化」
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テーマ : 国内、史跡・名勝巡り
ジャンル : 旅行
